キャリア3.0と呼ばれる現代において、20代の転職市場は右肩上がりでその規模が拡大しています。しかし、転職の機会が初めてになることも多い20代転職では、就職活動の流れを忘れてしまっていたり、転職活動で気を付けるポイントについて具体的に分からないという場合がほとんどです。
20代の転職活動でまず始めに済ませたいことは転職エージェントへの登録です。20代は売り手市場ですが、社会経験を積んでいるという点で新卒の就活とは異なります。そのため、業界研究や自己分析、面接対策をこれまで以上に入念に行わなくてはいけません。転職エージェントを利用すれば、前職を活かした求人の選定や、面接･履歴書対策などのサポートを無料で受けることができます。そもそも「就職までの流れすら忘れてしまっている」という方でも安心して転職活動を進められます。また、採用する側は転職エージェントを利用することで採用の手間を省いたり、採用の成功率を上げたいと考えています。つまり、エージェントを活用してマッチした企業は比較的入社しやすいと考えることもできます。
この記事では、20代におすすめのサポートが手厚い転職エージェントをランキング形式でご紹介します。不安の多い20代の転職を安心して進められるかどうかという点を考慮していますので、転職活動の参考にしてください。
20代におすすめの転職サイト
リクルートエージェント
リクルートエージェントは圧倒的な求人数が魅力の大手転職サービスです。他社の転職サービスに比べて求人数が圧倒的に多いため、必ず登録しておきたい転職エージェントです。求人の量だけでなくサポートの質も高いと言われており、実際に令和4年度の離職率は5％未満です※1。転職後のミスマッチが少ないことからもエージェントの質が分かります。また、リクルートエージェントはアプリが使いやすいという口コミが多く、転職サービス特有の使いづらさがないことも特徴です。
令和4年度の離職率5％未満※1
幅広い年齢層が利用
保有求人数(公開・非公開) 59万件以上※2
累計会員者数約130万人以上※3
※1 職業紹介事業詳細, 厚生労働省職業安定局. 令和6年2月1日現在, https://jinzai.hellowork.mhlw.go.jp/JinzaiWeb/GICB102030.do?screenId=GICB102030&action=detail&detkey_Detail=13-%E3%83%A6-313011%2C1+++++, (参照：2024/03/01)
※2 公式HP. リクルートエージェント. https://www.r-agent.com/kensaku/select03-01/, (参照：2024/03/01)
※3 評判・強み. リクルートエージェント. https://www.r-agent.com/business/service/reputation.html, (参照：2024/03/01)
マイナビエージェント
マイナビエージェントは豊富な転職支援実績とサポート体制が魅力の大手転職サービスです。求人数はリクルートやdodaよりも少ない印象ですが、20代や第二新卒といった若年層の転職に特化していると言われています。実際、応募や面接対策、面接の日程調整などはエージェントが全て対応してくれたり、業界ごとに専任のエージェントがサポートするため、情報収集から応募書類の添削、面接対策が的確です。また、掲載されている求人は大手企業が中心です。マイナビ独占の求人も多いため、他の転職エージェントにはない求人に出会える可能性もあります。
2024年オリコン顧客満足度No.1※4
20代〜30代の若手層に特化
マイナビ独占の大手求人が多数
首都圏以外の地方求人が充実
保有求人数8万件以上※5
※4 ※5 公式HP. マイナビエージェント. https://mynavi-agent.jp/, (参照：2024/03/01)
doda
dodaは「転職エージェント」と「転職サイト」の両方を使える利便性が魅力の転職サービスです。通常、転職エージェントと転職サイトは別々の登録が必要ですが、dodaは1回の無料登録で済むため煩わしさがありません。例えば、転職サイトの方では自分で求人を探しつつ、転職エージェントから情報やスカウトを待つという効率的な転職活動が出来ます。また、dodaは大企業から中小企業、地域に根付いた企業まで網羅した求人を保有しており、エージェントの質も高いことが魅力です。
1回の登録で転職サイトやスカウト機能が利用可能
転職に役立つコンテンツが豊富
平日夜や土曜日でもエージェントと面談可能
保有求人数20万件以上※7
累計会員者数約750万人以上※8
※7 公式HP. doda(デューダ). https://doda.jp/promo/lp/004.html,(参照：2024/03/01)
※8 doda会員レポート. doda(デューダ). 2023.01.31, https://www.saiyo-doda.jp/report/11507,(参照：2024/03/01)
マイナビジョブ20’s
マイナビジョブ20’sは20代や第二新卒の転職サポートに特化した転職サービスです。登録者の75％以上が25歳以下、取り扱う求人の75％以上が未経験歓迎※9ですので、転職が初めてで異業種にチャレンジしたい方は必ず登録しておきたい転職サービスです。また、内定後のアフターフォローまで行ってくれるため、転職後も安心して利用することができます。
えーかおキャリア
えーかおキャリアは20代や第二新卒に特化したサポートが手厚い転職サービスです。カウンセリングから内定獲得まで一人のエージェントが担当します。そのため、初めての転職で不安な方でも、不安や悩みを相談しやすい環境で転職活動を進められます。また、えーかおキャリアで転職した方の91％が入社3ヶ月後も退職せずに仕事を続けられています。転職後のミスマッチが少ないことも安心材料です。
20代の転職活動でよくある疑問
20代は転職しやすいか
若い世代は売り手市場のため、比較的転職がしやすいと言われています。しかし、誰でも転職がうまくいくわけではありません。社会経験を踏んでいるという点では新卒の就活よりも難易度は上がりますし、20代における転職のしやすさは前半か後半かでも異なります。そのため、油断は禁物です。
転職活動の成功率を上げるためには、「どのような業界でどのような仕事がしたいか」を明確にし、それに求められるスキルや経験を確認してから転職活動をしましょう。転職活動は始めるのが早ければ早いほど良いです。今転職を考えていない方こそ業界知識や自己分析をするクセをつけることをおすすめします。
今より給料を上げるには
現在よりも年収を上げたいと考えている場合、1番手っ取り早い方法は転職することです。なぜなら、年収アップの理由として多いのは自分の経験やスキルが違う企業で再評価されることだからです。
20代は転職で最も年収が上がりやすい層と言われています。転職以外の方法としては、社内で昇進を目指したり、起業・副業をすることが考えられます。しかし、昇進や起業などは経験やスキル以外のことも大きく関係するため、すぐに年収を上げる方法としてはおすすめできない場合もあります。
転職サイトと転職エージェントの違い
転職サービスには、転職サイト（求人広告型）と転職エージェントが存在します。転職サイトは自分で求人検索をして応募をすることが特徴です。一方で、転職エージェントはキャリアアドバイザーと一緒に転職活動をすることが特徴です。
転職エージェントは書類作成、面接対策、面接日程調整、給与交渉などのサポートを受けられることが大きなメリットです。そのため、転職サイトで気になる求人を見つけて、転職エージェントに相談するという使い分けをされる方が多いです。また、企業やヘッドハンターからのスカウトを受けながら転職活動を進めていくスタイルの転職サイトもあります。ビズリーチなどがそれに当てはまります。
転職エージェントを使うメリット
転職エージェントの利用は転職活動を効率的に進める上でのメリットがたくさんあります。前職を活かした求人選定や書類作成、面接対策、面接日程調整、給与交渉などのサポートを無料で受けることができます。また、少し違った観点ですが、転職エージェントを通して面談する企業は優良かつ入社しやすいと考えることもできます。1人の人間を雇用するには多くの時間とお金がかかります。そのため、企業は採用にかかる労力を少しでも削減したり、ミスマッチを防ぐためにエージェントを利用しています。企業にとって転職エージェントから紹介された人材は是非面談したいのです。また、転職サイトや転職エージェントへお金を払っている企業は、採用に熱心かつ資金面に余裕のあることが多いです。つまり、転職サイトで見つかる会社は優良な企業が多いということになります。転職サービスの利用をお勧めするのはそのためです。
転職サービスを選ぶコツ
1つ目はできるだけ大手の転職サービスを選ぶことです。大手転職サービスに求人を依頼する企業は、採用に熱心な資金力のある企業が多いからです。単純に、大手転職サービスは求人の母数が多いという側面もあります。
2つ目は業界に特化した転職サービスを選ぶことです。目指す業界・職種が決まっている場合は、幅広い業種・職種を掲載しているサイトよりも、特定の業界の求人をたくさん保有していたり、特定の業界へ転職をするための専門的なノウハウがある業界特化型の転職サービスがおすすめです。
3つ目は透明性のある転職サイトを選ぶことです。転職サイトの透明性を見分ける基本的な指標は求人数です。その意味でも大手転職サービスは透明性があります。大手以外では口コミが指標になります。転職者の声を平等に公開していたり、転職エージェントが職業紹介事業の許可を受けているかどうかなども判断材料になります。
