面接で必ず聞かれる質問。面接官も驚く職歴への回答はこれ。

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面接で必ず聞かれること、それは「これまでどんな企業で働いていましたか?」この質問に対してみなさんはどのように答えているでしょうか?

仕事ができる皆さんはおそらく「前職は〇〇を取り扱う〇〇会社の〇〇職として働いていました。人の役に立つ商品を取り扱っていることに誇りを感じながら、日々精進しておりました」と、満員電車に揺られながら出社した不機嫌な面接官も笑顔になるような100点満点の回答をするでしょう。

しかし、笑顔を通り越して面接官も緊張してしまうようなパワーワードをご存知ですか?それは、「587年に創業された、飛鳥時代からある会社で働いていました」。年功序列の文化が強い日本社会でこれ以上にマウントを取れる言葉は見つかりません。

今回は、働ければ話題になること間違いなしの、日本に現存する世界最古の企業をご紹介します!

目次

金剛組・建築業(578年創業)

現存する世界最古の企業は(株)金剛組。創業はなんと578年です。当時の日本は飛鳥時代で、あの聖徳太子が四天王寺を建てるために百済から招いた宮大工・金剛重光によって創業されたのが金剛組の始まりと言われています。

金剛組が長きにわたって絶えなかったのは、事業の継承を血脈に頼らなかったことにあるのではないかと言われています。次期の事業継承者が腕のいい大工でなかった場合は、金剛組の技術に見合う宮大工を養子に迎えるなどして後を継がせたそうです。

四天王寺はこれまで台風や大阪空襲などの被害で七回以上の倒壊、破損を経験していますが、その度に人々の協力を得て復興への努力がなされ、四天王寺の敷地内にある五重塔は七転び八起きの塔と言われています。また、四天王寺の建設をした金剛組も自社の経営において幾度となく苦境に立たされました。

現在は、技術者は技術者として、経営者は経営者としてそれぞれに適した人材を配置するという考えから、高松建設のグループ会社として事業継続をしているそうです。

そんな歴史のある金剛組、なんと新卒採用・中途採用ともに行っています。興味のある方はぜひ、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

次に紹介するのは、金剛組の9年後に創業されたあの会社です。

池坊華道会・教育業(587年創業

 (一財)池坊華道会の始まりは、いけばな発祥の地と言われている京都の六角堂と深く関わっています。池坊は六角堂の執行(住職)として代々お寺の実務を担っており、華道家元の地位を確立してきたと言われています。

池坊華道会の創業は、聖徳太子が建設したと伝えられる六角堂建立年と同じ587年と言われています。その頃から池坊が代々住職を勤めているそうです。実は、金剛組が携わった四天王寺と同じく、六角堂の建設を指示したのも聖徳太子で、その六角堂には太子に仕えていた小野妹子が出家して入っていたとも言われています。金剛組と、それに次ぐ歴史を持つ池坊、この2つが今も現存していることを聖徳太子もさぞ喜んでいるでしょう。

さて、そんな歴史のある池坊華道会、新卒採用・中途採用ともに行っています。また、プロフェッショナル制度として、語学やIT関係の専門職の採用も実施しています。インターンシップもあるそうで、興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

続いてご紹介するのは、池坊の118年後輩にあたるあの旅館です。

慶雲館・旅館営業(705年創業

最古のホテルとしてギネスに認定されている(株)西山温泉慶雲館。名前の由来は西暦705年の元号である慶雲からだそうです。古くから名湯として知られ、武田信玄のほか徳川家康も2度にわたって訪れた記録も残っているそう。

「私が働いていた旅館には徳川家康が来ました」と一度は面接官に言ってみたいくらいですよね。

ちなみに、慶雲館のある早川町は日本一人口の少ない町としても知られているそう。そんな慶雲館ですが、現在採用は行っていないそうです。採用があると人口が増えるので仕方ないですね、早川町の人口が減るとまた採用を再開するかもしれません。

五位堂工業・製造業 (794年創業

794年に創業された五位堂工業(株)は、生活必需品のナベ釜や農機具の製造から事業をスタートしたそうです。寺社の多い奈良県に所在することから、釣り鐘などの鋳造にも事業を広げ、現在ではエンジン部品も生産しているようです。

創業は794年とされていますが、745年ごろから東大寺「盧舎那仏像」の建立に携わっていたと言われています。その約1000年後、五位堂工業は「大和大目藤原定次」という呼び名で様々なモノを製造していました。

もはや旧名称すら読めず、ただすごいという言葉しか出てこない五位堂工業ですが、現在も採用を行っています。興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

一文字屋和輔・菓子製造業(1000年創業)

最後は創業1023年の歴史を持つ(株)一文字屋和輔。平安時代に建立された京都の今宮神社で、「あぶり餅」を1000年前と同じ作り方で提供しています。

店舗自体が京都市の景観重要建造物である一文字屋和輔、現在求人を行っているかは不明です。しかし、少し前にはアルバイトの募集もあったようで、今後また求人が再開されるかもしれません。

店頭で焼かれるお餅は「家を守る」という古来の風習から、すべて女性の手によって作られているそうで、京文化を守っていくために相当厳しい修行があるようです。しかし、1000年も続く和菓子店のお仕事、できるならば経験してみたいものです。

いかがだったでしょうか?創業200年以上の企業は、世界を見渡しても約5500社ほどだそう。そのうち日本が50%以上の3000社を占めているのは世界に誇れる事実です。

これらの日本企業に比べると、イギリスで最も古いバークレーズ銀行はまだまだ赤子のようなもの…私にもしっかり年功序列体質が根付いてしまっているようですが、今日ご紹介したのは、いずれも1000年以上の歴史を持つ本当にすごい企業ばかりです。採用を行っていることもあるので、ぜひ歴史のバトンを繋いでみてはいかがでしょうか。

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