地方への転職に強いおすすめ転職サイト・エージェント
近年、都市圏以外の企業へ転職して地方へ移住するビジネスパーソンが増えています。「Uターン転職」「Iターン転職」「Jターン転職」など呼び名は様々ですが、転職者が共通して期待することは、ワークライフバランスの改善や土地や住宅を購入する上での金銭的メリットなどです。
地方転職の第一歩として転職サイトや転職エージェントを活用される方はとても多いですが、地方転職の場合はサイト選びに工夫が必要です。例えば、転職サイトでは地方の公開求人が多いかどうか。転職エージェントでは地域に特化したコンサルタントがいるかどうかが地方への転職を有利に進める上でのポイントになります。
今回は、地方転職を目指す方へおすすめの転職サイトや転職エージェントをご紹介します。地方の公開求人数と、転職支援サービスが受けられるかどうか。この観点からおすすめのサイトをピックアップしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
地方の独占求人が多い転職サイト
地方へのUターンも転職活動の進め方は変わりませんが、地方求人に特化した転職サイトでは地域のことをよく知るエージェントがいるかどうか、拠点数が多いかなどがサイト選びのポイントとなります。
ヒューレックス
ヒューレックス
全国の求人、転職を取り扱い(47都道府県)※1
地域の転職に特化
独占求人・非公開求人を多数公開
地域に特化したコンサルタントの専任で転職サポート
保有求人数2万件以上※2
※1※2 公式HP,ヒューレックス. https://www.hurex.jp/, (参照:2023/12/23)
リージョナルキャリア
リージョナルキャリア
全国の求人、転職を取り扱い(25都道府県)※3
Uターン・Iターン転職層に特化
独占求人を多数公開
保有求人数3万件以上※4
サービス登録者数1万5,000人以上※5
※3※4 公式HP,リージョナルキャリア. https://www.regional.co.jp/, (参照:2024/01/31)
※5 地域情報ブログ, 株式会社パーソナル・マネジメント. 2023-07-13, https://www.regional.co.jp/staffblog/detail/15131, (参照:2024/01/31)
地域別のおすすめ転職サイト
北海道地方の求人サイト
ジョブキタ
北海道専門の求人を取り扱い※6
転職支援サービスあり※7
独占求人を多数公開(ジョブキタ紹介)
保有求人数約1300件(ジョブキタ転職) ※8
※6 ※8 ジョブキタ転職. https://www.jobkita.jp/. (参照:2024/01/31)
※7 ジョブキタ紹介. https://www.jobkita.jp/hrs/?rtp=gnavi. (参照:2024/01/31)
北陸地方の求人サイト
ほくりくFIT転職
北陸地方専門の求人を取り扱い※9
転職支援サービスあり
独占求人を多数公開
保有求人数約1500件(北陸地方での求人数No.1)
※9 ほくりくFIT転職. https://www.jjc-tenshoku.net/, (参照:2024/01/31)
中国地方の求人サイト
キャプラ転職エージェント
中国地方専門の求人を取り扱い※10
転職支援サービスあり
独占求人を多数公開
保有求人数約2300件(中国地方での求人数No.1)
※10 キャプラ転職エージェント. https://www.capla-tensyoku.jp/, (参照:2024/01/31)
九州地方の求人サイト
アソウ・ヒューマニーセンター
九州地方専門の求人を取り扱い※11
転職支援サービスあり
独占求人を多数公開
保有求人数約200件
※11 アソウ・ヒューマニーセンター. https://tenshoku.ahc-net.co.jp/, (参照:2024/01/31)
地方への転職活動で注意する点
生活環境について
地方での転職活動を始める前に、その地域の生活環境が自分に合っているかどうかや、移住支援があるかなどを事前に調べておくことを強くおすすめします。地方移住者の中には、自分が想定しているよりも不便で生活に困ったという声が多くあります。また、移住資金の援助や住宅購入の際の支援なども市役所や区役所のホームページを見て確認しましょう。
移住した人の体験談をSNSなどで調べたり、可能であれば数日間滞在してみるといった準備をしておくと間違いなさそうです。
仕事内容について
地方ではスキル特化型の人材よりも、色々な業務に対応できる人材の方を求める傾向があります。また、地方の企業はクライアントや社員同士の繋がりを大切にする風潮が強いですので、コミュニケーション能力やチームの輪を乱さない人が望ましいと言えます。
転職活動の際は、どんな人材が地方で求められているかをきちんと理解しておくことが大切です。地方では特に上記のような特色があることを念頭に置いておきましょう。
求人数について
地方へ転職を検討する際に、「そもそも地方には仕事や求人が少ないのでは?」と考えることがあると思います。厚生労働省の最新の発表によると、令和5年12月の都道府県別の有効求人倍率においては、関東地方より北陸や中国地方の方が高い数字になっています※12。
しかし、北海道や南関東、近畿地方など、希望する地域によっては求人が少ないこともありますので、転職サイトやエージェントを利用して下調べが必要です。
※12 一般職業紹介状況(令和5年12月分及び令和5年分). 厚生労働省. 2024-01-30, p10, https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/001199180.pdf, (参照:2024/01/31)
給与面について
地方は物価が安いというメリットがありますが、その分、都市圏に比べて給与が少ないことに不安を感じるかと思います。実際、全国計の基本給の平均額は約31万円で、それを上回る都道府県は東京都、神奈川県、大阪府、愛知県、兵庫県の5つしかありません※13。つまりそれ以外の都道府県は平均給与未満ということになります。
収入面で不安がある場合は、場所を問わない物販やコンテンツ販売などの副業があれば安心ですが、すぐに成果が上がるものばかりではありません。自身が持つ資格などで収入面で有利になるかどうか、転職先が副業OKかどうかなども転職サイトやエージェントを利用して事前にしっかり確認しておきたいところです。
※13 令和4年賃金構造基本統計調査の概況. 厚生労働省. 2023-03-17, p15, https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2022/dl/13.pdf, (参照:2024/01/31)