失敗しない転職サイトの選び方。初めての転職・未経験・Uターンに使える主要サイトを調査

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キャリア3.0と呼ばれる現代において、転職市場は右肩上がりでその規模を拡大させています。この勢いは2024年に入っても加速し、来年度からはミドル世代対象の求人が増加すると多くのキャリアコンサルタントが予測しています。

一方で、転職は働く環境や生活のリズムが大きく変わることもあるため、慎重に検討・活動されている方も多いです。そこで、今回は失敗しない転職サイト選び方と、おすすめの転職サイトをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

目次

正しい転職サイトの選び方

転職をする方が知っておきたいこと

はじめに、転職サイトを選ぶ際に知っておきたいことは次の3つです。「求人数の多い転職サイトを選ぶ」「目指す業界・職種に特化した転職サイトを選ぶ」「透明性のある転職サイトを選ぶ(大手サイト、社内口コミが豊富なサイト)」。以下、理由を解説していきます。

求人数の多い転職サイト

転職サイトを選ぶ際は、できるだけ大手の転職サイトがおすすめです。単純に、大手転職サイトは求人の母数が多いからです。また、大手転職サイトに掲載を依頼する企業は、本気で求人を募集している資金力のある企業も多いです。

業界に特化した転職サイト

目指す業界・職種が決まっているのであれば、その業界に特化した転職サイトの利用がおすすめです。幅広い業種・職種を掲載している総合型の転職サイトよりも、特定の業界の求人をたくさん保有していたり、特定の業界へ転職をするための専門的なノウハウがあるからです。

透明性のある転職サイト

転職サイトの透明性を見分けるポイントは求人数です。その意味でも大手転職サイトは透明性があります。大手以外では、口コミや転職者の声を平等に公開していたり、転職エージェントが職業紹介事業の許可を受けているかどうかなども判断材料になります。

転職サイトには、エージェント型と求人広告型が存在します。結論から言うと、初めての転職にはエージェント型転職サイトの利用をおすすめします。それぞれの特徴と、おすすめの転職サイトについてご紹介します。

転職エージェント型か求人広告型で選ぶ

初めての転職は転職エージェント型サイト

転職エージェント型の特徴は、キャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動をすることができることです。サポートの中には書類作成や面接対策なども含まれているので、転職が初めての方に向いています。

また、面接の日程調整なども行ってくれます。転職活動にはたくさんの時間と労力が必要となりますので、働きながら転職活動をする場合にもおすすめです。

転職エージェント型のサービス内容
書類作成
面接対策
面接日程調整
給与交渉

転職エージェントとのミスマッチを防ぐ

手厚いサポートが魅力の転職エージェント型ですが、希望に沿った求人を提示できなかったり、機械的な対応になってしまうこともあります。転職エージェントがサポートする人数は1人ではないからです。

エージェントから手厚いサポートを受けるコツは2つあります。1つは転職に対する意欲を伝えること、2つ目は自分が興味のある業種や業界を伝えることです。意欲を伝えるためにも、担当エージェントには遠慮なく積極的に連絡することをおすすめします。

転職の軸
業界
職種
勤務地
前職
月収
休暇日数

上記の内容は、基本的な情報として必ずエージェントに伝えましょう。その他にも、未経験採用、時短勤務、社内教育制度など様々な条件提示がありますが、条件を絞りすぎると出会える求人が少なくなることもあるため、エージェントと相談しながら戦略を立てることをおすすめします。また、条件の中で優先順位をつけることも必須です。例えば、前職で経験したことが十分に活かせる企業であれば、多少勤務地が遠くなっても構わないなどです。

転職経験がある方は求人広告型サイト

求人広告型の特徴は、自分で求人検索をして応募ができることです。幅広い求人の中から自分の希望の求人へ応募することができるため、自分のペースで転職活動がしたい方に向いています。

また、求人広告型の中には、ビズリーチのような企業やヘッドハンターからのスカウトを受けながら転職活動を進めていくものもあります。

求人広告型で転職を成功させるには

求人広告型ではエージェントのサポートが受けられないため、自己分析をしっかり行うことが鍵となります。希望する業界や業種、自分の強みを把握していないと、転職の軸をどこにすれば良いかが曖昧になり、時間だけが過ぎていくことになりかねません。幅広い求人の中から選べるという求人広告型のメリットが、かえってデメリットとなってしまいます。

転職サイトの通な使い方

転職サイトの中には、「エージェント型」「求人広告型」の2つがあるとお伝えしましたが、どちらも併用して利用することももちろん可能です。例えば、転職エージェント型のサイトでは転職市場の情報収集や自己分析などサポートしてもらいながら、求人広告型で実際に応募を進めるといった使い方ができます。

この方法では2種類の転職サイトのメリットを十分に活かすことができます。

各属性に応じたおすすめの転職サイト

初めての転職は大手転職エージェントサイト

転職が初めての場合、まずは効率的に転職活動を進めるための転職ノウハウを得ることを重点に置きましょう。今後、1人で転職活動をする上でも有利になります。転職サイトを登録する際は大手2社・特化型1社などの複数登録が有効です。

大手の転職サイトは求人総数や支援実績数が多く、安心して利用できることがメリットです。特化型サイトでは自分の得意分野や特性に合った支援が受けやすいことがメリットです。転職サイトを複数登録することで、求人を見落とすリスクが減少します。

初めての転職におすすめの転職サイト

doda

エージェント以外の機能(求人検索・スカウト機能)も1回の登録で利用可能

平日夜や土曜日でもエージェントと面談可能

保有求人数20万件以上※1

累計会員者数約750万人以上※2

※1 公式HP. doda(デューダ). https://doda.jp/promo/lp/004.html,(参照:2023/12/15)

※2 doda会員レポート. doda(デューダ). 2023.01.31, https://www.saiyo-doda.jp/report/11507,(参照:2023/12/15)

リクルートエージェント

業界最大手のリクルートが運営する転職サイト

幅広い年齢層が利用

保有求人数(公開・非公開) 59万件以上※3

累計会員者数約130万人以上※4

令和4年度の離職率5%未満※5

※3 公式HP. リクルートエージェント. https://www.r-agent.com/kensaku/select03-01/, (参照:2023/12/23)

※4 評判・強み. リクルートエージェント.​​​​ https://www.r-agent.com/business/service/reputation.html, (参照:2023/12/23)

※5 職業紹介事業詳細, 厚生労働省職業安定局. 令和5年12月1日現在, https://jinzai.hellowork.mhlw.go.jp/JinzaiWeb/GICB102030.do?screenId=GICB102030&action=detail&detkey_Detail=13-%E3%83%A6-313011%2C1+++++, (参照:2023/12/23)

マイナビエージェント

首都圏以外の地方求人が充実

20代〜30代の若手層に特化

2023年オリコン顧客満足度No.1※6

保有求人数8万件以上※7 (別調べでは17万件以上※8)

※6 ※7 公式HP. マイナビエージェント. https://mynavi-agent.jp/, (参照:2023/12/23)

※8 公式HP. マイナビ転職エージェントサーチ. https://mynavi.agentsearch.jp/, (参照:2023/12/23)

未経験職への転職は未経験特化型の転職サイト

転職活動が初めての方と同様に、未経験職・異業種へ転職される方はエージェント型の利用がおすすめです。異なる業界や業種に関して効率よく情報収集できたり、未経験者を積極的に受け入れている企業を紹介してくれたりするからです。

未経験者に特化している転職サイトでは、経歴や学歴に自信のない方でも就職しやすい企業を紹介してくれます。転職サイトが保有する求人の中に、「未経験受け入れ企業」が多いかどうかもサイト選びのポイントとなります。

未経験特化型のおすすめ転職サイト

就職shop

リクルートグループが運営する未経験特化型の転職サイト

取り扱い求人は全て書類選考がない

経歴・学歴に自信のない層に特化

保有求人数1万件以上 ※9

サービス登録者数13万人以上 ※10

※9 ※10 公式HP. 転職Shop. https://www.ss-shop.jp/, (参照:2023/12/23)

ハタラクティブ

レバレジーズが運営する異業種転職特化型の転職サイト

経歴・学歴に自信のない層に特化

最短2週間で内定獲得

保有求人数3,300件以上 (うち未経験者受け入れ企業8割)※11

サービス登録者数52万人以上 ※12

※11 公式HP. ハタラクティブ. https://hataractive.jp/, (参照:2023/12/23)

※12 北海道・北関東・広島へサービスを拡張. レバレジーズ株式会社.2023-07-03, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000583.000010591.html, (参照:2023/12/23)

WorX

スキルに自信のない層に特化

転職保証つきのスキル・キャリアコーチング(2名体制)

求職者のリスキリングプログラム(受講料70%オフキャンペーン実施中)※13

経産省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」認定

※13 公式HP. WorX(ワークス). https://worx.jp/lp/1/, (参照:2023/12/23)

地方へのUターン転職は独占求人が多い転職サイト

地方へのUターン転職でも、転職活動の進め方は変わりません。地方の求人に特化した転職サイトでは、地方のことをよく知るエージェントがいるかどうか、拠点数が多いかなどがサイト選びのポイントとなります。

ヒューレックス

全国の求人、転職を取り扱い(47都道府県)※14

地域の転職に特化

独占求人・非公開求人を多数公開

地域に特化したコンサルタントの専任で転職サポート

保有求人数2万件以上※15

※14※15 公式HP. ヒューレックス. https://www.hurex.jp/. (参照:2023/12/23)

リージョナルキャリア

全国の求人、転職を取り扱い(25都道府県)※16

Uターン・Iターン転職層に特化

独占求人を多数公開

保有求人数3万件以上※17

サービス登録者数1万5,000人以上※18

※16※17 公式HP. リージョナルキャリア. https://www.regional.co.jp/ (参照:2023/12/23)

※18 地域情報ブログ, 株式会社パーソナル・マネジメント. 2023-07-13, https://www.regional.co.jp/staffblog/detail/15131 (参照:2023/12/23)

まとめ

転職活動を有利に進める上で、転職サイトの選び方は大変重要になります。なぜなら、各転職サイトには得意不得意があるからです。例えば、自分自身で転職活動を進めることに不安がある方は求人広告型よりもエージェント型が向いています。

基本的に、転職サイトの利用は無料のものが多いですが、余計な労力を使わないためにも使用する転職サイトが何に強みを持っているのかをしっかり把握してから利用しましょう。

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