キャリア3.0時代を生き抜くために必要な3つのスキルとは。

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キャリア3.0時代を生き抜くために必要な3つのスキルとは。

キャリア3.0時代を生き抜くためには「リスキリング」「人間関係力」「戦略的な転職活動」の3つが必要となります。また、リスキリングや人間関係力のスキルは、令和以降のビジネスパーソン全員に必須のスキルとも言われています。なぜなら、これからは「転職が当たり前の社会」で自ら柔軟なキャリア形成を行い、人生を歩んでいく必要があると言われているからです。

個人のキャリアが流動化する時代、その到来を、「キャリア3.0」と表現します。この背景には、人材不足の深刻化やテクノロジーの進化、個人の自己実現をベースとした価値観の変化があります。つまり、この「キャリア3.0」時代において、終身雇用をベースとした「将来のキャリア形成を会社が担保する」という考え方で働いていると、変化の激しい労働市場に適応すること、自己実現や個人の目的を追及することが難しくなる可能性があります。

今回は、転職する人もそうでない人にも知ってほしい、キャリア3.0時代を生き抜くための準備を「リスキリング」「人間関係力」「戦略的な転職活動」の観点から解説していきます。

目次

リスキリングとは

リスキリングとは、新しい職業に就くために必要なスキルを新たに獲得することや、同じ職場であっても、業務内容が大きく変化する際、その変化に対応するためのスキルを獲得することです。身近な例では資格取得などが考えられますが、令和以降の労働市場におけるリスキリングは少し違う意味を含みます。

DX時代のリスキリング

キャリア3.0(キャリアの流動化)の背景の1つには、人材不足があるとご紹介しました。そのような中で、各企業は事業の効率化や組織の変革を「IT化」「DX化」で実現しなければいけません。つまり、これからのビジネスパーソンにとって有効なリスキリングは、デジタル技術の進展と、その活用によって生まれる新しい仕事に適応するためのスキル獲得になります。

市場価値の高め方

ITスキルを身につける

どのような時代であっても企業や社会が求めているのは「市場価値の高い人物」ですが、特にキャリア3.0時代において自身の市場価値をどのように高めればいいのでしょうか?

1つは、前項で紹介した「IT化」「DX化」によって生まれる新しい仕事に適応するためのスキルを持つこと。つまり、下記のようなIT・DX人材になることです。

①UXデザイナー
②アーキテクト
③データサイエンティスト/AIエンジニア
④エンジニア/プログラマ

このようなスキルを学べる会社に転職することは、市場価値を高める方法としてかなり有効です。しかしながら、未経験からこれらのスキルを身につけるには相当な時間と労力がかかります。ですが、諦める必要はありません。専門的なスキルを身につけれなくとも、それと同等、あるいは同等以上に大切なスキルを次に紹介します。

何よりも必要な主体性

IT・DX人材に必要なものは、データ活用やデジタル技術の知見だけではありません。特定の事業を理解した上で、周囲を巻き込む推進力や、ビジネス観点があることも必要です。これらは普通、IT人材に特段求められるスキルではありません。「挑戦・協同する意識」や「慣習にとらわれない意識」「学び続ける意識」「課題設定力」といった主体性は、本質的に求められるスキルであり、それは、どのような時代においても変わることがありません。

人間関係力とは

令和以降、主にAIによってデジタル社会が進むことは明白です。しかし、AIが進化しても人間は変わりません。ヒトが社会的な動物である以上、これからも人間関係力は必須のスキルです。

人間関係力とは一言で「相手を喜ばせること」です。例えば、あなたが社長だとして「人を喜ばせる人間」「人を怒らせてばかりの人間」のどちらを採用するでしょうか?また、クライアントとしてどちらの人間に仕事を依頼したいでしょうか?これは公務員でも民間企業でも、あるいは、サービス業でもIT業でも、営業でも事務でも変わりません。人間関係力の基盤にある、「人を喜ばせて信用を得ること」はどの時代でも普遍的に必要とされるスキルです。

また、人を喜ばせて信用を得ることはAIよりも人間の方に分があります。人間には感情があるため、常にその場で人を喜ばせるための最良の判断をするスキルが求められます。つまり、イレギュラーへの対応をしなければいけません。例えば、相手の機嫌が悪い時は商談を控えた方がいいかもしれません。相手は合理性を重視する人か人間性を重視する人かなど、このイレギュラーな判断・動きはAIには難しいです。

したがって、人間関係力というスキルは、場合によっては「とてつもなく難しい資格を持っている」「内定率数%台の企業で働いていた」「芸術的な才能がある」ことよりも普遍的で大きな価値になります。

戦略的な転職活動とは

人材不足やテクノロジーの進化によって、各企業は事業の効率化や組織の変革を「IT化」「DX化」で実現しなければいけないことを冒頭でお伝えしました。つまり、これから市場性が益々高まるのはIT業界です。自身の市場価値を高めるには、需要のある業界の知識やスキルを身につけることが重要です。なぜなら、今後衰退が予想される業界について勉強しても、需要がなければ市場価値が高いとは言いにくいからです。

繰り返しになりますが、ビジネスパーソンにとって最重要なスキルは人間関係力です。そこを磨きたい場合、まずは提案型の営業経験をすることをおすすめします。その後、さらに自分の市場価値を高めたい場合は、需要が拡大するITの知識を身につけ、最終的にIT業界で働くことが戦略的な転職活動になります。

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